「深夜特急」
旅人のバイブルとか言われるものだから僕も出発する前にiPadでダウンロードをして読破した。
時代は違うものの、その本を読んで衝撃を受けたのを今でも覚えている。
より一層、これからの旅が楽しみになって仕方がなかった。
旅先でのトラブルや、出会い、感動が細かく記されており、あぁ俺もこんな思いをできるのか、なんて期待を抱いていた。
今回、中国本土から香港へ向かう鉄道の中で時間があったので香港の予習をと思ってもう一度読み返してみた。
が
そこに書かれていたことはごくごく普通のことだった。
あれこんな普通のことしか書いてなかったっけ?
もちろん、読むのが二度目ということもあるのだろう。
しかし、やっぱりごく普通の内容だった。
筆者である沢木耕太郎さんのただの日記のような。
旅前だと
うわぁぁぁ、これは旅ならではのことなんだろうな〜!
って思っていたことも
あぁ、それよくあるよね。
って
そんなことばかり。
これまで旅をする前と今とで何かが変わったかと聞かれても
「ん〜、特に変わらないかな」
と答えていた。
実際、何かが変わった気もしなかったから。
でも、変わっていた。
今回、旅前と現在とで同じ対象を通して、
考え方や感じ方が大きく変化していることを初めて実感した。
これが「成長」ということなのだろう。
そして、自分では気がつけなかったそれを最初に教えてくれたのは「一冊の本」だったということを考えると、やはり本の力って大きい。
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