広州の街に泊まっていた私だが
小汚くて渋い店が並ぶ中で唯一モダンなカフェを発見した。

ちょうどこの時コーヒーとwifiを求めていた私は見つけるなり入店した。

店員さんに恐る恐る注文する。
と言うのも、この街にきて以来宿のスタッフでさえ英語が話せないことに加え、
ドミトリーには中国人しかいなかった為に、
英語を使う人がこの街からは絶滅したのかもしれないという恐れがあったのだ。


しかしそんな想いとは裏腹に店員の女性は流暢な英語で応答してくれた。


「久しぶりに、英語で会話できます(笑)」

「そうですね、この辺は英語話せる人が少ないですからね(・∀・)」


とかとか話していると、話題は私の旅についてに移っていた。
すると奥からこの店のオーナーである男性も出てきて、話が徐々に盛り上がる。

この時点で私はこの店に対してかなりの居心地の良さを感じていた。

その日は結局昼の3時くらいまでその店に居座ったが、夕食を食べた後にもう一度訪れた。

同じカフェに一日二回も行くなんて日本でもそんなにしないことだ。


「おぉ! またきてくれたんだ!」

「来ちゃいましたよ^ ^」


コーヒーを頼んで席に着く。
するとオーナーが


「今から鍋をするから、参加しない?」

と言ってきた。

正直、食事は摂ったばかりでお腹はいっぱいだ。
しかしこんなご好意を断るわけにはいかない。


「うん! 参加する!」



カフェは閉店し、プライベート鍋パーティーが始まる。

いや、めちゃくちゃ本格的ですやん。
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このカフェを切り盛りしている2組のご夫婦と
その友達の中国人1名とアメリカ人1名、そして僕の計7名!

「これ食べて、これ食べて」

どんどんお椀にお肉が溜まっていく。

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鍋奉行は写真の中で言うと帽子をかぶった手前のお兄さん。

容赦なく肉が運ばれてくる。

にしても美味しいなぁ。


しかも異国のこんなおしゃれなカフェで。
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オーナーは写真だと立ってピースをしている人で建築業を勉強していたらしく、この店が第1号店らしい。
これから拡大していくつもりなんだって。

ちなみに店の名前は

「Miss Wiki」


場所載せておきます、広州行く時はぜひ行ってみて下さい!


さてお腹いっぱいになって、楽しい話もして、幸せな気分になったので、そろそろ帰りますか。

厨房で片付けをしていたオーナーに

「ありがとう! もう帰るね!」

と声をかける。
するとあらかじめ用意してあった袋を渡してくれた。
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何だろう?


そう思って中を覗くと美味しそうな手作りパンが入っていた。


「いいの!!??」

「明日移動でしょ? 電車に中で食べてね^ ^」


オーナー......


ありがとう!!


次の日の広州から桂林までの電車の中で美味しくいただいた。
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くるみミルクパン。素で絶品だ。


中国入ってから、中国人の人たちの親切さに驚く日々が続いている。
マナーが悪い、自分勝手な行動が多い。
そんな風によく言われるが、それはごく一部の人間。

みんな本当に優しいし親切だ。
一部の人間に対するイメージで全てを決めつけてしまうのは本当にもったいのない話だ。

中国がますます好きになりそうな、そんな僕だった。

 

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