台湾で野球といったらそりゃもう
国技だ。
紙幣にも野描いちゃうくらいだし。
今までスタジアムと言ったら陸上競技場やサッカー場ばっかだったけど、
台湾には野球場もチラホラある。
今回は台中という街に滞在中、Google map でなんとなく見つけた野球場にグローブ2つ持って足を運んだ。
訪れたのは「櫻花棒球場」
Google Map には「リトルリーグ球場」とか書いてある。
僕もまた少年時代はリトルリーグ出身なので何かと親近感が湧いた。
うん、日本以外の少年野球も観てみたい。
「日曜だけど練習してるかなぁ。」
時刻は2時PM
日本で2時PMと言ったら日本中の少年野球から高校野球、大学野球までこぞって練習真っ只中の時間である。
練習のスケジュールなんて日本人である私が知っちゃこったない。
とりあえずぶっつけで行ってみよう。
悠遊カードを購入した私は台中の公共バスはほとんどタダで乗れる。
この悠遊カード台湾に3日以上滞在するのであれば絶対に初日に買っていただきたい。
市によって違うが交通機関が安くなったり、台中のようにタダになる事もあるのだ。
これはコンビニで売っており、チャージもコンビニで行う。
裏面は色々な種類があり
店員さんが数ある種類の中から購入者にピッタシのデザインを選んでくれる。
泊まっている宿からバスで45分
バス停からはすぐのところにその球場はあった。
室内練習場も
これ絶対リトルリーグの球場じゃないだろw
整備もしっかりとされてなんとも立派な球場。
だが...
ご覧の通り誰もいない...
あぁ、午前で練習終わっちゃったのかな
なーんて、肩を落としてグランドの隅っこをぶらぶらしていると。
「っっパァぁぁん!!」
「ズドォォーーン!!」
音がする方を見ると屋根付きのブルペンで180cmくらいの長身投手が投球練習しているではないか!
うむ、やっぱりこんな立派な球場がリトルリーグ専用な訳がない!
Google Map 修正頼むぞ!
急いでブルペンに向かう。
コーチ付きで結構ガチな投げ込みをしていたので、隠れて見る。
130km後半のストレートに、カーブ、スライダー、フォーク
うん普通にいい球。
15分くらい経っただろうか。
捕手が立ち上がってダウンを始めた。
そのタイミングで話しかける。
「こんにちは」
「はい?」
応答してくれたのは投手でもなく捕手でもなくコーチ。
「彼らとキャッチボールがしたいんです。」
このあたりでコーチが、
「すまん、英語よりも日本語で話してくれ」
台湾ではよくある事。
日本語でキャッチボールをしながら旅をしていることを伝える。
が
「すまんな、彼らはもうダウンをして今日はこれ以上投げないからダメだ。」
わかる、野球やってたからその気持ちはめっちゃわかる。
僕が非常識でした、すんません。
仕方がない、今日は帰ろう
「わかりました、ありがとうございます。」
そう言って彼らに背を向けて少し歩き出したときだった。
「少年! これ持ってけ!」
そう言って、ボールを投げてくれた。
右手で受け取る。
「!!」
記念撮影したかったけど、このまま「ありがとう!」そう言って立ち去ったほうが絵になると判断した僕は後ろ髪引かれる思いでその場を立ち去ったのだった。
旅の終盤にまさかボールが1個増えるとはね。
(写真真ん中がもらったボール)
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