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愛知の大学生が休学して世界を旅します! 笑あり涙ありの青春コメディーだがや!

カテゴリ: アジア



「深夜特急」

深夜特急(1~6) 合本版
沢木 耕太郎
新潮社
2015-03-20



旅人のバイブルとか言われるものだから僕も出発する前にiPadでダウンロードをして読破した。

時代は違うものの、その本を読んで衝撃を受けたのを今でも覚えている。



より一層、これからの旅が楽しみになって仕方がなかった。

旅先でのトラブルや、出会い、感動が細かく記されており、あぁ俺もこんな思いをできるのか、なんて期待を抱いていた。



今回、中国本土から香港へ向かう鉄道の中で時間があったので香港の予習をと思ってもう一度読み返してみた。 














そこに書かれていたことはごくごく普通のことだった。


あれこんな普通のことしか書いてなかったっけ?


もちろん、読むのが二度目ということもあるのだろう。

しかし、やっぱりごく普通の内容だった。
筆者である沢木耕太郎さんのただの日記のような。


旅前だと


うわぁぁぁ、これは旅ならではのことなんだろうな〜!


って思っていたことも


あぁ、それよくあるよね。


って
そんなことばかり。



これまで旅をする前と今とで何かが変わったかと聞かれても


「ん〜、特に変わらないかな」


と答えていた。
実際、何かが変わった気もしなかったから。


でも、変わっていた。
今回、旅前と現在とで同じ対象を通して、
考え方や感じ方が大きく変化していることを初めて実感した。



これが「成長」ということなのだろう。



そして、自分では気がつけなかったそれを最初に教えてくれたのは「一冊の本」だったということを考えると、やはり本の力って大きい。






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中国特別行政区・香港




世界で最も大きな金融の街の一つ
デイズニーもあるしね

もともと大して行く気もなかった。
行く理由と言ったら、寒さから逃げるため。


本当に行きたかった中国の中部は寒さが殺人級だったので、できるだけ暖かいところへ逃げなければならない。

その結果が香港だったっていう話

で、先に言っておこう。


たまらんな、香港


中国・桂林から電車で5時間。
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国境の町・深センへ到着。

そこからパスポートを見せてイミグレを突破。

地下鉄で市内までやってくる。
もともとイギリスに支配されていた香港は比較的英語が通じるので何もかもが助かる。

市内に到着したのはPM8時頃

予約していた宿の最寄り駅で降りる。
そして地下から地上に上がるとこんな景色が広がっていた。

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この時点で一気にバイブスマックス



ニヤニヤしながら歩く。
中国本土とは似ても似つかないまた違うこの独特な雰囲気。


街を歩く人々はオシャレな服を身にまとい颯爽と通り過ぎていく。

話している言葉が違えば、肌の色も違う。

久々の多国籍都市に足を踏み入れたのだ。


駅から宿まではそんなに遠くなかったが、
重いバックパックを背負っているのにもかかわらず、遠回りをしたくなった。
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(写真真ん中占い通りでは多くの人が行列を作っていた)





次の日も散歩してみた


歩けば歩くほど、つくづく香港の面白さに引き込まれて行く。


こんなビル群を歩けば
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こんなローカルな食事処で美味しい食べ物を食することもできる
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で、また歩けば、こんな建物に囲まれることも
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ほんで夜に見せるこのギャップ



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どぉぉぉぉぉぉん!!!!!





バー通りいけばいろんな国籍の人たちと仲良くなれるし
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面白いぞ、香港。



沢木耕太郎が泊まった「重慶大厦」も泊まってみた。

重慶大厦(チョンキンマンション)
様々な宿泊所が集まったマンションで物価が高い香港で安く泊まれる旅人に優しいマンションのこと。


小さなゴキ◯リと一緒に寝ることになったが。

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このマンションには香港に出稼ぎに来ているインド人や中国人、フィリピン人がたくさんいて、その他アジア人、西洋人がチラホラ。

そして1階、2階では彼らが飲食店などを営んでいる。
ちなみにカレーは美味しかった。

不法滞在者の多くもここに住み込むらしい。

そのマンション内を歩いていると、まるで地球全体を歩いた気になる。
僕はここを「リアル『It's a small world』」と名付けた。

まあ、気になる人は是非訪れてほしい。

3日の香港滞在後、僕はこの香港というお気に入りの街を背にマカオへ向かった。

 

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中国の桂林から香港まで行く途中のあるバスターミナルで見覚えのある顔を見た。


ん? この人どっかで見たぞ...



西洋人の男性で、鼻は高く、彫りは深い。




しかし、思い出せない...




中国人の利用客ばかりのそのバスターミナルで西洋人は目立つ。
彼の隣にもう一人、アジア人とはこれまた全く出ている雰囲気が異なる男がいることに気がつく。

そう、彼らは二人組。

そして、初めに見た方の男ではなく、後に見た彼の顔を見て全てを思い出した。
まるで漫画に出てくるような特徴的な風貌








そうだ!! サイモンだ!!!!!!!!













思わず私は叫んだ。

するとその二人組は揃ってこちらを振り返る。





「Oh!!!」







おそらく僕の名前は覚えていない。
彼らにとってアジア人の名前を覚えることは至難の技だ。

僕も西洋人の彼らの名前を覚えることは苦手だが「サイモン」はたしか小学校の時のALTの先生の名前かなんかだったおかげで、簡単に覚えることができた。

ただ、彼らの反応を見る限り、彼らが僕のことを覚えていることは確信した。




「俺のこと覚えているか?」

「あぁ、もちろんだよ。カンボジアでカエルを一緒に食った日本人じゃないか!



 
そう、このサイモン兄弟

僕の人生初ゲテモノをともに過ごしてくれた思い出がある二人なのだ。

参照記事
日本で成人式が行われている頃、20歳の僕はカンボジアでカエルを食していました




まさか、こんなところで再会するとは。
同じ宿とか、有名な観光地とかで再会なら分かる。

でも、この広〜い中国の中にある一つの田舎街の、とあるバスターミナルに同時刻でいるってどんな確率だコレ。


しかも

日本行くって言ってたじゃん!

なんでここにおるん!


そう尋ねると




「旅程を変えたんだ。」





と。




「君こそ、中国の旅はもっと後じゃなかったのか?」

そう尋ねられる。




うん。







「旅程を変えたんだ。」








はっはっはっはっはっは!!


これだから旅はやめらんない。
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中国・桂林

中国の広西チワン族自治区に属する街で人口は約530万人。
 

















川が見たかった。















そう、美しい川が。

ここ桂林には漓江という美しい川が通っており、その景色はまるで水墨画のようだ。

思い返せば最近、自然が作り成す「絶景」たるものを目にしていなかった気がする。


広州から電車で5時間。
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この日は夜の11時に予約していた宿に到着した。

長距離移動の後は恒例のビールタイム、
そんでもって朝からまともな食事をとっていなかったので、ちょっと贅沢を。

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お腹いっぱいになってその日は気持ちよく夢を見た。




明くる日




前日の夜も何と無くは気づいていた。
しかし、新しい場所へ来たことの高揚感でそこまでは気にならなかったが...




寒い。





この日は3度 前日までいた広州も肌寒かったがせいぜい夜でも10度とかだ。

日中3度、しかも太陽はふてくされている。

温暖な気候の東南アジア、台湾では封印していたユニクロのウルトラライトダウンをバックパックの奥底から取り出す。



街中を散策するが寒すぎてすぐに宿に戻る。
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あぁ、早く川を見てさっさと南下しよう。



もともともっと北へ進む予定だったが、寒いのは苦手だ。


泊まっていた宿で漓江下りツアーを申し込んだ。
ツアーといっても、ホテルピックアップと船乗り場までの送迎のみで帰りは自力で帰ってこなければならないが。



明くる日



思いっきり寝坊した。


フロントの人が鬼の形相で叩き起こしに来た。



「あなた、今日ツアーでしょ!!??」


「・・・5ふんで準備します。」



朝食も食べずままバスに乗り込む。


そこから45分ほどバスを走らせたところで降車し、メインの川下りだ。

この頃には寝ぼけもいい具合に取れていた。



急にお腹が痛くなったので、トイレに駆け込む。

用を足してトイレを出るとさっきまでいた僕が属するグループはそこにはいなかった。



置いてかれたか。



なーんて、のんきに地面に座って買ったコーラを飲んでいると、ガイドさん向こうから走って戻って来た。


「あなた私のグループでしょ!!?? 
離れないでっていったよね!!??」





今日はよく怒られる1日だなぁ。


とまぁ、ガイドさんの後についていく。

乗る船は筏に屋根がついたようなもので定員は4名。
一人の私は中国人の3人家族と船に乗り込んだ。


いざ、出航
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冷たい風が体を切り裂く。
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小さな岩山がより一層雰囲気を出す。
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この景色どっかで見たな!
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そう中国の20元札はここの景色
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うん。渋い。


1時間ほどボート乗って目的地に到着。

そこで小さな丘を登ってみた。

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最高かよ、中国。



 

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広州の街に泊まっていた私だが
小汚くて渋い店が並ぶ中で唯一モダンなカフェを発見した。

ちょうどこの時コーヒーとwifiを求めていた私は見つけるなり入店した。

店員さんに恐る恐る注文する。
と言うのも、この街にきて以来宿のスタッフでさえ英語が話せないことに加え、
ドミトリーには中国人しかいなかった為に、
英語を使う人がこの街からは絶滅したのかもしれないという恐れがあったのだ。


しかしそんな想いとは裏腹に店員の女性は流暢な英語で応答してくれた。


「久しぶりに、英語で会話できます(笑)」

「そうですね、この辺は英語話せる人が少ないですからね(・∀・)」


とかとか話していると、話題は私の旅についてに移っていた。
すると奥からこの店のオーナーである男性も出てきて、話が徐々に盛り上がる。

この時点で私はこの店に対してかなりの居心地の良さを感じていた。

その日は結局昼の3時くらいまでその店に居座ったが、夕食を食べた後にもう一度訪れた。

同じカフェに一日二回も行くなんて日本でもそんなにしないことだ。


「おぉ! またきてくれたんだ!」

「来ちゃいましたよ^ ^」


コーヒーを頼んで席に着く。
するとオーナーが


「今から鍋をするから、参加しない?」

と言ってきた。

正直、食事は摂ったばかりでお腹はいっぱいだ。
しかしこんなご好意を断るわけにはいかない。


「うん! 参加する!」



カフェは閉店し、プライベート鍋パーティーが始まる。

いや、めちゃくちゃ本格的ですやん。
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このカフェを切り盛りしている2組のご夫婦と
その友達の中国人1名とアメリカ人1名、そして僕の計7名!

「これ食べて、これ食べて」

どんどんお椀にお肉が溜まっていく。

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鍋奉行は写真の中で言うと帽子をかぶった手前のお兄さん。

容赦なく肉が運ばれてくる。

にしても美味しいなぁ。


しかも異国のこんなおしゃれなカフェで。
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オーナーは写真だと立ってピースをしている人で建築業を勉強していたらしく、この店が第1号店らしい。
これから拡大していくつもりなんだって。

ちなみに店の名前は

「Miss Wiki」


場所載せておきます、広州行く時はぜひ行ってみて下さい!


さてお腹いっぱいになって、楽しい話もして、幸せな気分になったので、そろそろ帰りますか。

厨房で片付けをしていたオーナーに

「ありがとう! もう帰るね!」

と声をかける。
するとあらかじめ用意してあった袋を渡してくれた。
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何だろう?


そう思って中を覗くと美味しそうな手作りパンが入っていた。


「いいの!!??」

「明日移動でしょ? 電車に中で食べてね^ ^」


オーナー......


ありがとう!!


次の日の広州から桂林までの電車の中で美味しくいただいた。
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くるみミルクパン。素で絶品だ。


中国入ってから、中国人の人たちの親切さに驚く日々が続いている。
マナーが悪い、自分勝手な行動が多い。
そんな風によく言われるが、それはごく一部の人間。

みんな本当に優しいし親切だ。
一部の人間に対するイメージで全てを決めつけてしまうのは本当にもったいのない話だ。

中国がますます好きになりそうな、そんな僕だった。

 

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