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愛知の大学生が休学して世界を旅します! 笑あり涙ありの青春コメディーだがや!

カテゴリ:アジア > インド


インドのブログまで全て書き終えた。

ここで一つ思うことがある。

果たして僕はインドのことが本当に嫌いなのかどうか


という点。
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インドを旅すると好き嫌いの両極端に分かれるとよく聞くが、
このブログを通してインドの旅を振り返るまで断然インドは嫌いだった。

誰が二度と行くかこの野郎!

ぐらいの感じだった。

騙してくる奴は多いし、街は臭いし汚いし、食べ物はカレーしか無いし...etc


良い思い出より嫌な思い出の方が多い。




でも...





でも、こうやってゆっくり振り返ってみると、インドから学んだことはやはり多かった。
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価値観や人生観が変わったかどうかなんてわからないけど、
確かに自分が今まで見たことのできなかった景色を見ることができた。
自分が知らなかった世界を知ることができた。


しかも、それがガイドブックに載るような「絶景」からではなく彼らにとってみれば何気ないごく普通の「生活」から。

それだけでインドを旅した「意味」はあったのかもしれない。
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インドを去った今


駅で電車を6時間も待たないでいいし

四六時中、道に落ちているう◯こに注意しないでもいいし

初対面の現地人を疑いから入る必要も無くなった。



インドを去ったからと言って何かが物足りない訳でもないし、刺激がなくなった訳でもない。

ただ、一つ存在する事実として


僕はインドに成長させてもらった


ということ。
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学校の先生に卒業してから初めて感謝するあの感覚に似ているかもしれない。

インドにいる間は早く出たくて仕方がなかったし、イライラしている時の方が多かったけど、去ってから気がつくものだ。

インドに行って後悔した時もあった

「なんでインドなんか来ちゃったんだろう」

って。
でも、来なかったらこんな経験を得ることはできなかったし、
来なくても後悔はしていたに違いない。

と、まぁ綺麗な言葉を並べてみた。










それでもやっぱり二度と行きたくねぇっっ インド!!!!♡
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インド編・完




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さて、バラナシ。
川を見たからといって目的が全て達成されたわけではない。

私にはもう一つ、絶対に達成しなければならない目標があった。
それが

伝説の宿「久美子の家」に泊まること。
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(ネットから拾ってきた画像)

何それ?

と思ったあなたへ

久美子の家はバラナシにある宿。
インド人と結婚した久美子さんがインド人と話すのに疲れて、 日本人と会話をする環境作りから始まった。歴史は40年にもなる。一昨年に久美子さんの旦那さんが亡くなってしまい、今は一人で経営されている。

若かりし日頃の「長渕剛」や「麻原彰晃」なども泊まりにきた。

そしてさらにこの宿が欧米の旅番組で紹介されたらしく、アジア人のみならず世界中のバックパッカー達、というかヒッピー達の「裏世界遺産」的な存在にもなりつつあるのだ。

ラッシー屋さんで知り合ったロシア人の男性が

「俺、久美子の家で泊まってるんだぜ!」

と自慢げに言ってくるくらいだからよっぽどなのだろう。


12月24日 クリスマスイヴ


寝袋と歯ブラシだけを持って、この宿に突入した。
他の荷物は前日泊まっていたサンタナに預けてきた。

満をじして「久美子の家」の扉を開ける。

足を踏み入れた瞬間に感じる普通の宿とは全く違う雰囲気


ワクワクしてきたぁぁぁぁぁ!!!


ロビーでは久美子さんが愛犬のブルドッグと一緒にテレビを観ていた。
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「こ、こ、こんにちは! 今晩のお部屋はありますかっ!?」

「多分あるよ。」

た、た、多分!?
自分の宿の空室状況を把握していないとはやはり只者じゃないゾ、久美子さん!

するとロビーの奥からひょっこりと現れたゲストの一人が

「あ、空いてますよ〜 案内しますね!」

世界中を旅してきたが、ゲストに部屋を案内される宿は初めてだ。

たまらんっ!! こーゆーの大好き!!

そのゲストの人について階段をのぼる。

「この布団を使ってください。」

と言われた方に視線を向けると...
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一体何年使っているんだろう...という布団!!
直で寝たら南京虫の餌食になること間違いなしっ!!☆

興奮してきたぁぁぁぁ!!

そして壁に書かれている「TAICHI」は「HITACHI」ではないのかい!?
などなどツッコミどころ満載。

奥の達磨さん的な絵も味があって好き。
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この相部屋は小さい仕切りで別れており、私が行った時には奥から中国人ゾーン、韓国人ゾーン、そして1番手前が日本人ゾーンとなっていた。

人数の関係上、私の布団は真ん中の韓国人ゾーン。

そして何と言ってもこの日はクリスマスナイヴ!

夜になるにつれて次第に宿泊者が宿に戻ってくる。

韓国人ゾーンにいた私も韓国人達と乾杯!
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「お酒飲みなよ、チキン食べなよ!」

とみんなめっちゃ勧めてくれる。

ありがとうヽ(・ε・)人(・ε・)ノ ナカマ

次第に日本人、中国人、そして台湾人も集まってきて、

日中韓台の4カ国合同クリスマスパーティー開催!!

楽しすぎて全く写真撮るの忘れてた...

実は...
宿泊する前にこの宿について調べたら

・頭おかしい奴ばっか

とか

・馴染めない

とか

・汚すぎる

とかとか、悪評が多かったんだけど
(最後のやつは否定はできないがw)

本当にいい人達ばっかで最高の時間を過ごせました。

しかもフツーに若い人も可愛い女の子も泊まってるからね。


特にこの宿に長期で滞在されていた日本人の方達に関しては

「久美子の家をつなげていかないといけない」

と言ってこの宿の為に色々と動かれていました。

確かに日本には存在しないものだけど、日本が誇るものの一つだし、こうやって誰かが繋いでいかないといけないしね。



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日本人宿で仲良くなった2人と一緒にガンジス川まで来た。
ガンジス川では観光用途としてボートが有名でそれに乗って川をのんびりと眺めることができる。

そしてその日は3人で値引き競争をしてみた。 

各々でボートの運転手と値段を交渉し、一番値引きに成功した人が勝ち。
2位と3位の人でその料金を持つ、というルールだ。
つまり3人の中で1番値引きに成功すればお金を払わなくていいということだ。

持ち時間は10分。

「10分後に再度ここ集合」

で散る。

私はまず、一番近くにいた暇そうにしていた人に声を掛けた。

「おっちゃんボート!」
「おっけい!」
「待って! いくら?」
「60分 500ルピー(900円)」


高い! 次!

「お兄さん! ボート乗りたいんだけど、60分いくら?」
「60分なら400ルピーだ!」


高い! 次!

1番最初のおじいさんが追いかけてきた。


「いくらなら乗るんだ!」
「60分 200だ!」
「350ならどうだ!」


以下省略
.
.
.
.
.
,
,


10分後3人が集合する。



結果発表



全員45分200(380円)




ドローーーーーーーーーーー!!!!




限界が決まってるのかね。
と思ったら各々が交渉した運転手同士が客の欲しさに値引きの仕合

結果的に「45分150ルピー」くらいで乗れた。1人50くらい。
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乗り込むのは一撃で沈みそうな木のボート。乗客は3人が限界そうだ。

乗り込んだ地から下流にボートを漕いでもらう。

私らが乗っているボートとは違って大きなボートとすれ違う。
乗っているのはお金を持ってそうなインド人か...

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気持ちくて寝そう
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運転手も寝そう
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そしてこれが火葬場。
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近くでの写真撮影は禁止されているのでここから。

ヒンドゥー教の教えでは

人間が天国に行くにはとても辛い試練に乗り越えなければならないが、亡くなった後にこのガンジス川の水で体を洗って罪を洗い流し、この川のほとりで体を焼く。そしてそこでできた灰をまたガンジス川に流すことで、辛い思いをせずとも昇天できる。

と信じられている。(とは前の記事でも言ったが)

だから生前の元気な頃にお金を貯めて、晩年にはこのバラナシで過ごす人もいるほど、ここで最期を迎えることはインド人にとって最高の喜びなのだ。

近くに行けば、火葬を待つ死体が並んでいるし、辺りでは燃やしてできた灰を川に流している人もいる。
(この仕事なども以前の記事で述べた「カースト制度」が関係してくるのだが)

ただ、日本のお通夜やお葬式のように悲しい雰囲気はあまり感じなかった。
遺族の方たちも普通の表情で、故人が燃やされるところを眺めている。


日本人とインド人とでは「死」に関する考え方も異なってくるのかな。




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カジュラホからバラナシまで絶賛5時間遅れの列車で到着。
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さて、ついに到着したバラナシ。
世界中のバックパッカーの聖地でもあるここはヒンドゥー教徒にとってはとても大切な場所。

と言うのも

母なる川
「ガンジス川」があるから
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ヒンドゥー教の教えでは、

人が死を迎える時天国に行くにはとても辛い思いをしてそれに耐えることができれば、天国にいけるという教えがある。
しかし、ガンジス川で体を焼き、その灰を川に流せば、苦しい思いをせずとも逝けると言われているのだ。

つまり、彼らにとってこの川で最期を迎えることは最大の喜びでもある。
まだ元気な時にお金を貯めて、最期を迎える時にバラナシへ移ってくる人もいるほどだ。

さて、そんなバラナシには1週間滞在した。
予定では3日ほどだったのだが...

ここでバラナシを簡単に説明すると

まず

道は牛と犬の糞で覆われている

これを無くしてバラナシは語れないだろう。
糞を踏んだ度に

「ウワァァ、う◯こ踏んだぁぁ!」

と萎えていたら、それだけで体が干からびる。

呼吸をするように糞を踏むのがバラナシだ。
ちなみに宿の下駄箱は匂いがエグい。
まぁ、誰かしらの靴底にこびりついているのだろう。
無論、誰もそんなことは気にしないが。

そして


動物がアホ多い

例えば細い道を歩いていて3人とすれ違ったら、後から3頭の牛とすれ違う。
人と動物の数が同じレベル。

よく、牛さんに道を塞がれる。
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焚き火も一緒に楽しみます。
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野良犬は結構マジで癒されます。
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まぁ想像つくとは思いますが、
街はとても臭いし汚いですね。

1日の終わりに鼻をかむとコーラを火で炙った後に残るやつみたいなのが出てきます。
爪の間も真っ黒。

旅の序盤にこの街を訪れていたら発狂していただろうな。

毎日シャワーをしっかりと浴びないとエグいことになります。

今思い返せば、環境はひどい街だったけど
なぜか落ち着くし好きな場所でした。

次回はガンジス川に訪れた時のことを書いていきます。




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ある日...インドの道を歩いていると...

遊んでいる少年たちに遭遇!
ここで私は魔法の言葉を発します。

「ラムラム!」

するとみんな一気に笑顔で寄ってきます。

「うぉーーーー!!!」
「こいつラムラム言いよったぞぉぉぉぉ!!!」
「ラムラムーーー!!!」
「かかれぇぇ!!!」
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え?
なに?

らんらん?
しゃんしゃん?  

パンダの名前ではありません

panda_ouhin_touhin



ラムラム


です。
意味合い的には有名な「ナマステー^^」と同じだけど
ラムラムは神様の名前から由来しているらしく、

これを外国人が発することによってインド人の方達とは一気に距離が縮まります。
マジだからインド行ったら試してみてください。

日本の感覚でいけば

イザナミノミコトォォォ!!
アマテラスオオミカミィィ!!


みたいな感覚なのだろうか


さてさてそんなこんなで寄ってきた子供たち

「CHAINA?」
「KOREA?」
「JAPAN?」


みんな思い思いに国籍を聞いてきます。

「ジャパンやーーーーー!!!!」

ウォォォォォ!!!

「じゃあ日本人!俺のバク宙を見てくれ!」

と少年A

「よし、やってみろ。」




十分な勢いをつける。

イチ
09

ニー
30


42

サン
51

「!!」

場の空気が凍る。
観衆の子供達の表情を見ていただければお分かりだろう。

「ダメじゃねえかぁぁぁ!!」

「ち、ち、ちげーんだ!! 俺の実力はこんなもんじゃねえ!」
11

「よし、もう一回やってみろ!!」

「オォォォシ!!」

イチ

ニー
23


31

サン
57

「!!」

「よし、よくやった。そんな君にこれを送ろう。


グローブーーーー!!



「なんだこれぇ!」
「おい!みんなこれ見ろよ!」
「ベースボールだぜ、ベースボール!」
「どうやって使うんだよ!」
「お前、ベースボール知らねえのかよ!」


ざわざわ

気がつけば近所から子供大人集まりすぎちゃって...

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まぁまぁ!落ち着きな!
これはこうやって使うんだぜ...
さぁ! 準備は整った! 
ではやってみよう!



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「いや、手前の君、手逆やねんで!」

「わい、サウスポーなんすわ! なんで左投げ用グローブ持ってきてへんの?」

「あの...それは...持ってこようか迷ったんですけど...」

「そやろ! ならつべこべ言うな!」


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みんな上手なってきてますやん。

っていうかね

ボールがえらいことになってます。
広場で放し飼いされてる牛の糞まみれ

帰ってから洗わないとな。


そして気がつけばこんな時間


「さて、もうそろ帰りますわ」


するとキャッッチボールにどハマりしていた1人の少年

「は?なに言うてんねん! ほんまどつき回すぞ」

「え...」

「いや、ほんまに、このグローブ返さんで」

「そりゃ困るで!」

無理矢理取り返す

「クッソー、大人げない日本人やのう! 俺は野球選手になる!」

おう、そうかそうか何とでも言え。
どうせ俺は悪者だよ。
ん? ヤキュウセンシュ?


「お前...今なんて言った?」

「野球選手になるんや!」

「クリケットじゃなくて?」

「野球! 野球のが楽しい!」

野球にこれだけ興味を持ってくれる子が現れるとは思ってもなかった。

そしてまさか、海外の少年から「野球選手になる」という言葉が聞けるとは...

これまで海外の人たちとキャッチボールをして遊んできたのは、決して野球の普及活動だとかそういったのは一切無い。
単純に「キャッチボール」がどれだけコミュニケーションとして成り立つのかを知ることが目的だった。


しかし今回、そのインドの少年から発された言葉は全てを超越するものであった。

つい笑みがこぼれる。

彼が大人になるのは10年後くらいか、もしかしたら

「インド人第一号日本プロ野球選手」

が誕生するかもね。

「そうか。その日まで...楽しみに待っているぞ(*´∇`*)」






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